70ー80年代ロック名曲セレクション

ハード、ポップ、プログレ、ファンク、・・・等々、1970ー1980年代の洋楽ロックの名曲を独断と偏見でご紹介。この曲達を聞かずして、ロックを語ること無かれ。

思わずステップを踏みたくなる、軽快なロックンロールの名曲! Kenny Logins "Footloose" (1984)



収録アルバム "Footloose original Soundtrack"(邦題:フットルース)


amazonでこのアルバムをチェックする

  

今回ご紹介するのは、1984年公開の大ヒット映画「フットルース」のサウンドトラックから、ケニー・ロギンスによる主題歌 "Footloose"(邦題:フットルース)です。


ハーバート・ロス監督、ケヴィン・ベーコン主演の同映画ですが、アメリカ中西部の保守的な田舎町にやってきた都会育ちの高校生が、ロックやダンスを通して住人との隔たりを克服していくというストーリーの青春映画です。

1984年と言うと、洋画界では「ゴーストバスターズ」「ビバリーヒルズ・コップ」「インディ・ジョーンズ」「スタートレック」などの人気作品が公開されており、なかなか華やかな年だったと言えるでしょう。
その中でも、この「フットルース」は年間興行成績の第7位を記録する好成績を収めています。

 

そのサウンドトラック盤には、ケニー・ロギンスを始めとする当時の実力派人気ミュージシャンの作品が収録されており、映画の人気もあって全米1位を記録する大ヒット作となりました。
もちろん日本でも大ヒットし、オリコン洋楽アルバムチャートで18週に渡って1位を記録するという記録を打ち立てています。

 

さて、今日ご紹介するケニー・ロギンスですが、1972年、旧友ジム・メッシーナとのデュオ「ロギンス&メッシーナ」でデビューし、音楽活動をスタートさせています。アコースティックでポップなサウンドは多くのファンから支持され、ヒット曲も数多くリリースしています。

1977年からソロとしての活動を開始し、1978年にはフリートウッド・マックのボーカリスト、スティービー・ニックスとのデュエットで "Whenever I Call You 'Friend"(邦題:愛の誓い)が全米5位の大ヒットとなりました。

その後も1979年にはソロとして3枚目のアルバム "Keep The Fire"(邦題:キープ・ザ・ファイヤー)が全米16位、1982年には4枚目のアルバム "High Adventure"(邦題:ハイ・アドベンチャー)が全米13位とコンスタントに良質の作品をリリースしており、作曲家として、またボーカリストとして高い評価を得ていました。

そして1984年、映画「フットルース」に提供した主題歌 "Footloose" は全米1位を記録する大ヒットとなります。
ちなみに、日本でもCMやプロレスの入場曲など多くの場面で使われており、オリコン洋楽シングルチャートでも1位を記録しています。

その後も、1985年には 「USAフォー・アフリカ」に参加して "We Are The World" のボーカルを務めたり、1986年には再び映画「トップガン」に主題歌("Danger Zone")を提供して全米2位を記録する大ヒットとなるなど、大きな業績を残した偉大なミュージシャンであると言えるでしょう。


今日ご紹介する楽曲 "Footlose" ですが、思わずステップを踏みたくなるような、軽快で爽快なロックンロールになっています。
イントロですが、アップ・テンポの後ノリのリズム・セクションが刻むシンプルなビートにロック・テイスト溢れるギターが絡んで、もうこの時点でノリノリですね。ちょっと荒っぽいけどしっかりツボを押さえたバッキングを聞かせるギター、誰だろうと調べたら、このブログでも取り上げた「ラーセン・フェイトン・バンド」のバジー・フェイトンでした。ちなみにニール・ラーセンもキーボードで参加しており、名コンビがこの曲を支えています。

「トップ・ガン」の "Danger Zone" も然りですが、ケニーの男臭いボーカルがまた軽快なロックンロールにドンピシャでハマってます。

ソロ・アルバム "High Adventure" の "Heartlight"(邦題:愛のハートライト)で聴かせるような哀愁たっぷりのバラードからこの曲のようなハイ・テンポのロックンロールまで、ボーカリストとしての表現力の幅広さは特筆モノですね。

 

このアルバム "Footloose" には、他にも素晴らしい曲が収録されています。

少しご紹介すると、

■ Almost Paradise(邦題:パラダイス~愛のテーマ)
ラバーボーイのボーカリスト、マイク・レノとハートのボーカリスト、アン・ウィルソンという実力派バンドのリード・ボーカリストのデュエットによる情感たっぷりのバラードです。全米7位というヒットとなり、日本でもドラマの主題歌などで使われました。

■ Let's Hear It For The Boy(邦題:レッツ・ヒア・イット・フォー・ザ・ボーイ)
アメリカの黒人女性シンガー、デニス・ウィリアムスによる軽快な打ち込み系ポップ・ロックです。全米1位を獲得する大ヒットとなりました。

■ Holding Out For A Hero(邦題:ヒーロー)
ハスキー・ボイスの女性ロック・シンガー、ボニー・タイラーによるこの曲は、全米では36位とそこそこの成績だったのですが、日本では麻倉未稀さんや葛城ユキさんのカバーがドラマの主題歌に使われたりして、ランキング以上に強烈な印象のある曲と言えますね。


最後になりますが、空耳界でも「フットルース」は有名な曲と言えるでしょう。

ぜひご覧ください!

 

youtu.be

 

amazonでケニー・ロギンスの他の作品を見る