70ー80年代ロック名曲セレクション

ハード、ポップ、プログレ、ファンク、・・・等々、1970ー1980年代の洋楽ロックの名曲を独断と偏見でご紹介。この曲達を聞かずして、ロックを語ること無かれ。

メリハリの効いたタイトなリズムが爽快感抜群の一曲! a-ha "Take On Me" (1984)



収録アルバム "Hunting High and Low"(邦題:ハンティング・ハイ・アンド・ロー)


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今回はノルウェー出身のニュー・ウェイブ・ロック・バンド、a-haのデビュー・アルバム "Hunting High and Low"(邦題:ハンティング・ハイ・アンド・ロー)に収録されているバンドのデビュー曲、"Take On Me"(邦題:テイク・オン・ミー)をご紹介します。

 

a-haは、

■ モートン・ハルケット(vo)
■ ポール・ワークター=サヴォイ(Guit)
■ マグネ・フルホルメン(Key

の3人によって、1982年にノルウェーで結成されました。

 

翌1983年には活動の舞台をイギリスに移して、1984年には トニー・マンスフィールドのプロデュースにより "Take On Me" にて念願のデビューを飾ります。

しかし、母国ノルウェーではチャートの3位を記録する大ヒットとなりましたが、国際的なマーケットでは特に注目されるようなことはありませんでした。

 

ところが、1984年にアラン・ターニーによってアレンジし直された "Take On Me" はあれよあれよと言う間にチャートを駆け上がり、最終的には全米1位、全英2位を記録する大ヒットとなってしまいました(日本のオリコン・チャートでは25位)。

 

メリハリの効いたタイトなリズム・セクションの打ち込みによるアップ・テンポの典型的なテクノ・ポップ・サウンドですが、イントロのシンセのフレーズが非常に印象的ですね。親しみやすいメロディ・ラインで、思わず口ずさんでしまいそうなノリの良さです。

テレビのニュース番組のオープニングなどでも使われていましたので、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

また、モートンのボーカルも聴く側に強い印象を残します。艶っぽくて男の色気を感じさせる声質で、サビで聴かせるファルセットは、力強さと華麗さを併せ持っている素晴らしいサウンドですね。

朝一番で聴けば、一日がポジティブに爽快に過ごすことができそうな、素晴らしい一曲です。


さて、この "Take On Me" が収録されているバンドのデビュー・アルバム、"Hunting High and Low" ですが、"Take On Me" のような快活な曲調を期待していると、ちょっと肩透かしをくらっちゃった感のある作品です。


全体的にシニカルでクリティカルな、極端に言えばネガティブな印象を受ける曲が並び、あれあれ本当にテイク・オン・ミーのバンドなの?と思わずにはいられません。

ただ全体的な印象がそうだということで、一曲一曲はとても完成度の高い練りに練られた楽曲だということが、実際にお聴きいただければ明確にわかると思います。

やはり打ち込み系サウンドが主体になっていますが、シンセを始めとするキーボード類の繊細なアレンジ、メロウなフレーズが非常に印象に残りますね。

ボーカルにもかなり比重が置かれており、美しく繊細でしなやかなメロディ・ライン、(先にも少し書きましたが)モートンの艶っぽくやや退廃的なイメージを含んだリード・ボーカル、効果的なコーラス・パートなど、かなり時間と手間をかけて練り込まれた感じがします。

同時期に同じくヒットを放ったスパンダー・バレエやヒューマン・リーグなどともどこか共通するような雰囲気を感じることもできますね。

 

ヒット曲のイメージとは少し違いますが、曲の粒が揃った名盤と言えるでしょう。
ぜひ一度、お聴きいただくことをオススメします。

 

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