70ー80年代ロック名曲セレクション

ハード、ポップ、プログレ、ファンク、・・・等々、1970ー1980年代の洋楽ロックの名曲を独断と偏見でご紹介。この曲達を聞かずして、ロックを語ること無かれ。

ライトなグルーヴでノレる、マイアミ・ソウル・サウンドの名曲! Niteflyte "You Are" (1981)



収録アルバム "Niteflyte Ⅱ"(邦題:ナイトフライトⅡ)


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今回はマイアミ出身の黒人ボーカル、白人ギタリストのソウル・ユニット、ナイトフライトのセカンド・アルバム "Niteflyte Ⅱ"(邦題:ナイトフライトⅡ)から、リード・チューンの "You Are"(邦題:ユー・アー)をご紹介します。

 

ナイトフライトは、

□ サンディ・トレノ(ギター)

□ ハワード・ジョンソン(ボーカル)

の二人により、1970年代後半にマイアミで結成されました。

1979年にはアルバム "Niteflyte"(邦題:夢のマイアミナイト)でデビューするのですが、マイアミの風土によるものなのか、程よいグルーヴ感の陽気でカラリとしたサウンドで話題になりました。

そして1981年には今回ご紹介するセカンド・アルバム "NiteflyteⅡ" がリリースされます。

爆発的なセールスを記録したわけではないのですが、デビュー・アルバムからの流れを汲むマイアミ・ソウル・サウンドが一部のファンから強い支持を受け、特に日本では業界内に非常に根強いファンを持つと言われています。

 

今回ご紹介するアルバム "NiteflyteⅡ" ですが、ジャンルとしてはソウルということになりますが、こてこてのソウルではなく、非常にライトなグルーヴ感で実に耳障りの良い(聴き心地の良い)サウンドに仕上がっています。ファンキーなリズム主体の楽曲あり、レゲエ調あり、AORのアルバムに入っていても少しもおかしくないミディアム・バラードあり、とバラエティに富んだ構成で聴く側を飽きさせることなく、押しつけ感のないライトなフィーリングでサラッと聴ける、実に良く計算された名盤と言えるでしょう。

特筆すべきは楽器の音のクリアさですね。ピアノであったり、ギターであったり、ドラムのひとつひとつの太鼓の音であったり、非常にシャープでクリアな音質になっており、ライトなグルーヴ感を演出するのに一役買っていると言えるます。

 

そのアルバムのリード・チューンである "You Are" ですが、ピアノの裏打ちのバッキングが実に小気味良く、絶妙のノリを演出しています。ボーカル、特にファルセット主体のコーラスがとてもソウルっぽく、ライトなリズムですが体を動かさずにはいられずにいい感じにノレる、爽快なサウンドです。

 

この曲はまた、別の面で知られるところとなっています。

SMAPのオリコン1位獲得のヒット曲「がんばりましょう」のサビへの導入部分は、この曲のパクリですね。

 

アルバムの他の曲も少しご紹介しましょう。

□ You're Breaking My Heart

ボズ・スキャッグス辺りが歌ってもピッタリはまりそうな、ミディアム・テンポの非常に美しいAOR調のバラードです。所々で挿入されるチョッパー・ベースとファルセットのコーラスの絡みがソウルっぽさを感じさせるいいアクセントになっています。

□ Anyway You Want

ギターのカッティングのイントロが山下達郎っぽくてカッコいい曲です。1980年代の都会派と言われるJ-POPの旗手たちがお手本にしていそうな曲調で、なんだか馴染みがある感じですね。間奏のサックス・ソロを挟んでファルセットのコーラスが歌いまくるところもカッコいいです。

 

ライトなフィーリングでノリ重視のソウルが聴きたい!なんて時は最適のアルバムかと思います。

ぜひ一度、お聴きくださいませ。