70ー80年代ロック名曲セレクション

ハード、ポップ、プログレ、ファンク、・・・等々、1970ー1980年代の洋楽ロックの名曲を独断と偏見でご紹介。この曲達を聞かずして、ロックを語ること無かれ。

AOR/ウェストコースト・ロックの王道に回帰した爽快な一曲! Nielsen/Pearson "Sentimental" (1983)



収録アルバム "Nielsen/Pearson & Blind Luck"

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今回も、前回に引き続きニールセン/ピアソンの名曲をご紹介します。

前回の記事はコチラです。

 

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今回ご紹介するのは、彼らのサード・アルバム "Blind Luck" に収録されている "Sentimental" です。

セカンド・アルバムがAORというジャンルに括られつつも、ジャズ、フュージョン、ソウルなどの様々なジャンルのエッセンスを取り込んだクロスオーバーなアルバムに仕上がっていたのに比べると、サード・アルバムはその流れを継承しつつ、AORの王道まっしぐらという爽快でわかりやすいサウンドを展開しています。

ひとつひとつの楽器の音がクリアなのは前回と同様で、特にシンセサイザーの煌びやかなフィル・インであったり、ギターのオーバードライブを効かせたバッキングや間奏のソロがよりウェストコーストっぽさを強調しており、軽快なリズムとともに青空の下での海岸線のドライブにピッタリなムードを演出してくれています。

 

今回ご紹介する "Sentimental" は、シンセの静かなイントロから始まりますが、リズム・セクションとギターが加わって一気に爽快なロック・チューンにスイッチします。

ドラムス=カルロス・ベガ、ベース=ニール・スチューベンハウスのリズム・セクションは、ウェストコースト・サウンドでは鉄板ですね。安定の強力なリズム陣です。

ギターは(その道の通が間奏を聴けば一発でわかりそうな)マイケル・ランドウで、前に出過ぎない、心地よいオーバードライブ・サウンドを聴かせてくれます。

ハーモニーの美しいコーラス・パート、間奏のギター・ソロとリズム・ブレイクなど、AORのお手本とも言えるアレンジで、目新しさには欠けるかも知れませんが、これぞ「予定調和」の美しさと言えるでしょう。

 

このアルバムには、"I Hear Your Breathing" というバラードが収録されていますが、美しいメロディ・ラインとコーラス・アレンジには涙がこぼれ落ちそうなくらいですね。

また、AORのシンガー&ライターとしてセンス抜群のデビッド・ロバーツの楽曲 "Too Good To Last" のカバーも収録されており、本人のバージョンとの聴き比べも楽しめます。

 

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アルバム "Blind Luck" ですが、とにかくハズレの曲のない、非常に完成度の高い名盤と言えるでしょう。

新緑の美しいこれからの季節、ドライブのお供に最高ですね!