70ー80年代ロック名曲セレクション

ハード、ポップ、プログレ、ファンク、・・・等々、1970ー1980年代の洋楽ロックの名曲を独断と偏見でご紹介。この曲達を聞かずして、ロックを語ること無かれ。

英米混成のスーパー・バンドの軌跡! Foreigner "Double Vision" (1978)



収録アルバム "Double Vision"


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今回から2回に渡り、アメリカのスーパー・バンド "Foreigner" の名曲を取り上げたいと思います。

 

フォリナーは、その名のとおり、英米混成のロックバンドで、1976年にアメリカのニューヨークにて、

 □ ミック・ジョーンズ(元スプーキー・トゥース)

 □ イアン・マクドナルド(元キング・クリムゾン)

という二人のイギリス人ミュージシャンが、

 □ ルー・グラム

 □ デニス・エリオット

 □ アル・グリーンウッド

 □ エド・ガリアルディ

というアメリカ人のセッション・ミュージシャンと意気投合し、結成されました。

 

結成メンバーに当時すでに他のバンドで実積を残したミュージシャンが名を連ねたことから、当初より「スーパー・グループ」のレッテルを貼られることになるのですが、1978年発表のデビューアルバム "Foreigner"(邦題:栄光の旅立ち) からは

 "Feels Like The First Time"(全米4位)

 "Cold As Ice"(全米6位)

 "Long Long Way From Home"(全米20位)

といったヒットシングルが産まれ、アルバム自体も全米4位という大ヒットを記録し、「スーパー・グループ」が名前だけでないことを証明する形になりました。

 

そして1978年には2枚目のアルバム "Double Vision" をリリース。このアルバムからは、

 "Hot Blooded"(全米3位)

 "Double Vision"(全米2位)

 "Blue Morning, Blue Day"(全米15位)

などの曲が大ヒットし、アルバムは全米3位を記録する大ヒットとなりました。

 

この頃のバンドのサウンドの特徴としては、ベーシックな正当派アメリカンロックを基調とし、ミック・ジョーンズの重めのギターのリフが強いビート感を演出しているハード・ポップ・ロックと言えるでしょう。

過剰なオーケストレーションを行わずに、どちらかと言うとライブ感覚に近い、シンプルなアレンジで勝負しています。

同じような傾向としてラバーボーイ、サバイバーなどのバンドが挙げられますが、それらのバンドよりも商業的な成功を収めた要因としては、ミック・ジョーンズの卓越したソング・ライティング技術があります。シンプルかつキャッチーなメロディラインが産むノリの良さですね。また、そのメロディをしっかりとリスナーに届けることのできるルー・グラムのストレートでエモーショナルなボーカルというのも、フォリナーの大きな魅力だと思います。

 

デビュー・アルバム、2ndアルバムでの代表曲をご紹介しましょう。

 

デビュー・アルバム "Foreigner"

  

"Feels Like The First Time"

デビューアルバムのトップを飾るミドルテンポのロック。ルー・グラムのやや抑えめでも説得力のあるボーカルが心に響きます。

 

"Cold As Ice"

ピアノのコードから始まるAORにありそうな曲ですが、コーラスワーク(特にサビあたり)がなかなか凝っています。

 

"Long Long Way From Home"

イアンマクドナルドのSax大活躍の、ちょっと哀愁ただようロック。ルー・グラムのしっとりとした「泣き」のボーカルが良いですね。

 

2ndアルバム "Double Vision"

 

"Hot Blooded"

2ndアルバムトップのストレートな直球勝負のミドルテンポ・ロックンロール。シンプルだからこそ、ギターとボーカルが光ります。

 

"Blue Morning, Blue Day"

演歌を思わせるギターのリフのウェット感が、和の心を刺激します。

 

"Double Vision"

この2枚のアルバムの中では、最高の1曲でしょう。スピード感溢れるイントロのギターのリフといい、ボーカルパートでのギターのバッキングといい、サビでのボーカルとギターのユニゾンといい、シンプルなカッコよさ満載です。

 

次回は、3、4枚目のアルバムについて書いていきたいと思います。