70ー80年代ロック名曲セレクション

ハード、ポップ、プログレ、ファンク、・・・等々、1970ー1980年代の洋楽ロックの名曲を独断と偏見でご紹介。この曲達を聞かずして、ロックを語ること無かれ。

ディスコ・サウンドに乗った絶品のハーモニー ~ BeeGees "Stayin' Alive" (1977)



収録アルバム  "Original Sound Track - Saturday Night Fever"

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前回に引き続き、今回も映画ネタで曲をご紹介します。

1977年に公開された映画 "Saturday Night Fever" から、BeeGees が歌う "Stayin' Alive" です。


1970年代に入り、アメリカでディスコ・ブームが静かに浸透し始めていました。当時の音楽は、ファンクやソウル・ミュージックが定番でしたが、徐々に、若者が気軽に楽しく踊れるダンスのための音楽になり、ディスコ・サウンド/ディスコ・ミュージックというジャンルが確立されていくことになります。

 

この映画 "Saturday Night Fever" は、そんな時代を背景とした物語です。


土曜日の夜にディスコで踊り明かすることしか人生に楽しみがない、ブルックリンのペンキ屋の青年・トニー(ジョン・トラボルタ)は、ある日ディスコで年上の女性・ステファニー(カレン・リン・ゴーニィ)に出会います。
マンハッタンで働き、自身の将来設計もしっかりとしているステファニーに影響されたトニーは、自分の生き方を考え直すようになります。
そして、ステファニーとの生活を夢見て、ディスコで行われる高額賞金の懸かったダンス・コンテストへの出場を決意します。
コンテストの結果は?そして、二人の将来は?

・・・

ビージーズは、イギリス出身の3兄弟(バリー、ロビン、モーリス)の男性ボーカルグループで、父親の仕事の都合で移住したオーストラリアで、1963年にデビューしました。
1966年には最優秀ボーカルグループに選ばれるなど、ハーモニー主体のボーカル曲で、オーストラリアでは既に人気グループになっていましたが、1967年にイギリスに帰国し、同国およびアメリカでもデビューすることとなります。
その後、全米トップ10に何曲も送り込むようなトップ・アーティストへと成長したのですが、1973年に、当時のスタイルからリズム主体のファンキーなサウンドへと方向転換を図り、それ以降、ディスコ・ブームも手伝って「ジャイヴ・トーキン」「ブロードウェイの夜」などのダンス・ナンバーが次々とヒットします。

そんな彼らに "Saturday Night Fever" の楽曲制作依頼が来るのは自然な流れで、彼らは新しく書き下ろした5曲と、すでに発表されていたディスコ・ナンバー2曲を映画の音楽として提供します。
そのうち、"Stayin' Alive"、"Night Fever"、"How Deep Is Your Love" の3曲が全米1位の大ヒットとなり、サウンドトラックのアルバム自体もビルボード24週連続1位という驚異的な記録を打ち立てます。

全世界でもっとも売れたサウンドトラック・アルバムというのも、うなずけますね。

 

"Stayin' Alive" は、実力派ボーカリストのグループが歌うディスコ・ナンバーとしては他を寄せ付けぬ、実に素晴らしい曲で、ノリのいいリズム・セクションとソウルフルなボーカル、ハーモニーがシンクロした名曲です。

聴きどころはやはりボーカルで、ファルセットによる高音から低音までのメロディ・ライン、強/弱、動/静のメリハリのつけ方など、美しいの一言ですね。完璧です。

 

アルバムに収録されている、"How Deep Is Your Love" も美しいバラードですね。ぐっと抑えた、恋人に語りかけるようなボーカルの甘い響きと透き通るようなハーモニーに身も心もとろけそうな感じです。

 

当時を知る方も知らない方も、ぜひビージーズも素晴らしい歌声に耳を傾けてみていただきたいと思います。

 

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