70ー80年代ロック名曲セレクション

ハード、ポップ、プログレ、ファンク、・・・等々、1970ー1980年代の洋楽ロックの名曲を独断と偏見でご紹介。この曲達を聞かずして、ロックを語ること無かれ。

I Like The Fright 【Sheena Easton】 (1983)



収録アルバム "Best Kept Secret"(邦題:秘密)

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「ジェイ・グレイドン祭り」の第三弾は、イギリスの歌姫、シーナ・イーストンの4枚目のアルバム "Best Kept Secret" から "I Like The Fright" です。

シーナ・イーストンは1980年に "Modern Girl" でデビュー、ショートカットのクールなルックスがちょっとワルっぽい雰囲気を醸し出していますが、ハリのある歌声は高音域から低音域までムラなく綺麗にカバーし、シャウト系のハードな曲からしっとりとしたバラードまでどんな曲でも歌いこなす実力派ボーカリストです。グラミー賞の新人賞を受賞していることからも、その実力が覗えます。

このアルバム "Best Kept Secret" は、ジェイ・グレイドンとグレッグ・マティソン(アメリカ西海岸のAOR系キーボーディスト、プロデューサー)との共同プロデュースで、アルバムから "Telefone" がシングル・カットされてスマッシュ・ヒットしたので、こちらを覚えている方もいるかも知れませんね。アルバム全体の印象としては、当時流行りの打ち込みサウンド系のAOR的な音作りと言いましょうか。ポップなナンバーあり、バラードありでとても聴きやすい作品です。

今回は「ジェイ・グレイドン祭り」ということで、アルバムの中からジェイ・グレイドン単独プロデュースの "I Like The Fright" を取り上げたいと思います。

この曲もやはり打ち込み系のサウンドで、イントロからシンセおよびシンセ・ベースのバッキングがリズミカルで気持ちよく響いてきます。歌詞の内容的にもボーカルはテンション抑え目なのですが、サビに近づくに連れて、徐々に盛り上がっていきます。

間奏はこれも「祭り」にピッタリの、ジェイ・グレイドンのスリリングなギター・ソロが、曲調とマッチして非常に印象的です。

このアルバムの中では、他にもアップ・テンポな "Let Sleeping Dogs Lie"、美しいバラードの "Just One Smile" も単独プロデュースで、それぞれまた雰囲気の違ったギター・ソロを聴かせてくれていますので、ぜひお聞きいただければ、と思います。

ギタリスト、プロデューサーとしてのジェイ・グレイドンの魅力は、この三回だけではまだまだ語り尽くせないのですが、また機会がありましたら、「祭り」の第二回、第三回・・・を企画したいと思います。